女子だけでカラオケを利用する楽しみ
制服のミニスカートがめくれ上がっていても気にすることはなく、ソファの上で立ち上がってはしゃいでいたのは、私がまだ高校2年生のときのことでした。私は高校生のとき、よく友人たちと集まってカラオケを利用していて、それはもう楽しくて仕方ありませんでした。私がこだわっていたのは、カラオケを利用するに当たって、メンバーが全員女子であるということです。男子をまじえてカラオケを利用すると、可愛らしい歌を歌わなければならない、お菓子に手をつけるのに気を使わなければならない、ドリンクの注文に気を払わなければならないと、何かと面倒なことが多くなり、気を使ってしまうことが嫌でした。そのため、カラオケとなれば女子だけで行くものだと決めていたのです。女子だけでのカラオケは、まさに人の目を気にする必要がなく、楽しいの一言に尽きるものでした。歌う歌は、最新のJポップから、アニメソング、レゲェ、洋楽と、ありとあらゆるジャンルの歌を選曲し、時にオタクミュージックにまで足を踏み入れることもありました。
そしてそれと同時に、ソファの上で飛び跳ねたり、エアギターを弾いたりと、カラオケを堪能することができていました。これは、女子だけだからこそできることであって、まさか男子に見せられる姿ではありません。今思うと、高校生という若さがあったからこそできた、カラオケの楽しみ方だったのだと思います。これは今でも、懐かしい思い出になっています。